概要
Curveとは?
CurveはEthereumをベースとした分散型取引所(DEX) で、ステーブルコインに特化しています。
Curveの開発は2019年9月にスタートし、その年に12月後半にはEthereum Mainnet上に展開しました。NuCypherの共同創設者でもあるマイケル・エゴロフ氏によって主に開発されたプロトコルです。
UniswapやBalancerと同様に、Curveは流動性プールのコンセプトに基づいて運営されています。
したがって、トークンを相互に直接取引する代わりにユーザーはスマートコントラクトに対して取引を行います。たとえば、100 DAIをUSDCと交換したいユーザーはDAIをDAI-USDCプールに送信し、プールから相当量のUSDCを取得する流れになります。
Curveの基礎
AMMモデルを採用している分散型取引所のようにCurveでは報酬を提供することで、ユーザーにプールへの資金のデポジットを促します。
そのため、プラットフォームによって請求されるスワップ手数料(0.04%) からの収益は、すべての流動性プロバイダー間で再分配されます。
一部のAMMとは異なりますが、Curveでは未使用の資金はCompoundの利息収益プロトコルにデポジットされます。そしてその資金が利息を生み出し、プラットフォームの流動性プロバイダー間で再分配されます。
ロードマップ
マイケル・エゴロフがStableSwap Whitepaperを発行し、プロジェクトがキックオフしました。
プラットフォームが開発・ローンチされました。
Curve DAPが正式にローンチされました。
Curveのコミュニティから承認を受けて、sEUR (Synthetic Euro) 、EURs (Euro-Stasis) 、AAVEで構成されるプールがリリースされました。
手数料申請システムが統合されました。
Curveの開発チームにより、ユーザーが合成資産(sUSD、sEUR、sBTC、sETHなど)とプールを共有している場合に、異なるCurveアセット間で取引できるようにするスワップを開発しました。
ゲージファクトリーが開設され、参加者がゲージを作成し、CRV排出量を受け取るための投票を行うことができるようになりました。